驚くべき一冊です!!。『1,3キロの写真集』それも、『怪獣と、闘う自衛隊などの車両や特殊砲ばかり、およそ350ページ分!』ものヴォリューム。ここにはありがちだった「怪獣のおどろおどろしさ」などはなく、かえって「それらと正面から立ち向かった人類の勇気」にあふれた記録が、そこにしっかり残りました。
ありがちだった”怪獣と怪獣”という並列モードではなく、あくまで我々の生活を護るという視点から、それを阻害しに来た(ほとんど約9割の怪獣が、「異星からやって来た」おなじみの)怪獣という招かれざる客ばかり・・・。
それをひとひねりするだけ…が、人類の英知ではなく、生命をしっかり憐れみつつ、生を尊ぶという穏やかさではなかったでしょうか。
小学生の頃から映画館に入り浸っていたボクらは、いくら円谷さんや本多監督に映画で悪逆な怪獣が退治されたといって、登場人物がにっくき怪獣の最期だからと、自衛隊員らが抱き合って『バンザ~イ』などと喜び合う…なんていうシーンとはお目にかかったことなどおよそ当時の「ご両名監督の手になる特撮映画ではお目にかかったことはなかった」はずです。
考えてみたら不思議な事でした。
でも本多監督は山形市のご住職の息子さん。
怪獣の流した血の痕からもにじみ出た、ヒューマニズムに、いつの間にかモスラだゴジラだと夢中になっているうちに、ボクらは教えを授けられ育ってきたのではないでしょうか?
なんと総監督の”ゴジラ生みの親”=本多 猪四郎監督(93年2月28日没)制作の怪獣映画に一貫して残されていた『怪獣の強さ』よりも強調されていたのはまず徹底した”やさしさ”であり、『彼らの生死、それよりも同じ生き物としての憐れみ』を常にメインテーマにされてきた映画監督だったのです。
本書は”ほぼ全てが、撮影スタッフによるスチル写真”。
果てしなくドキュメントであり、その昔映画館の入り口のウィンドウ内に、画びょうで止められ、ズラリ並んでいた「スチル写真の原盤」から焼いた東宝の公式記録宣伝写真に使われるもの。
それを後年になり、ほぼ50年たった2003年に、それら東宝に永久保存残されているスチル写真を編集し、93年にご逝去された本多監督の功績をヴィジュアル的にまとめ、実際に東宝特撮史の記録としても後世に残すべく、東宝の特撮映画はこうして作られてきた…という”記念碑的”通常は本品からとてつもなく我々は流体力学 ・旭堂と申しますが、編集作業にこれほどん時間と手間がかかったのは初めてのことでした。
これも何かのご縁?私も息が出入りしているうちに、なにか本多・円谷ご両師に倣ってお役に立っておければと考えた次第です。
大事にしてください。ありがとうございました。
流体力学 代表 前野重雄 拝
【商品の説明】
ブランド、メーカー:(株)新紀元社 東京都千代田区神田錦町1-7神田錦町ビル2F
型番:2003年4月10日初版発行絶版本 川北紘一監修 発行総指揮
カラー:天然色カラー印刷9頁白黒327頁
サイズ:47作品=映画作品 監督・『メカゴジラ』まで 本多猪四郎 責任監修
【商品の状態】カバー数か所に小さいシワあり、本体・前&後カバー厚紙ページにダメージ・汚れ無し・水濡れなし
使用状況:Pet臭&Smoke Free
注意事項:立てかけ本棚歴なし・全平置き保存折れ過去もなし/UV配慮の対策済み・あくまで『発売後22年有余』経過した出版物であり『かかる条件での経年変化』、ここまで日本郵政取り扱い、配達過程での人為的事故、自然災害以上のクレームには対応できないものと、お含みおきください。2025年7月13日
不明点はご質問ください。(有)流体力学 *送料:ゆうパック60㎝・2kg以内使用落札額1件につき「1000円プラス」の送料で申し受けます。