-- ◇美術館級北斎より愛された画家[鍬形蕙斎]画四季の野菜蒔絵銘々皿10客江戸時代の浮世絵師六寸皿菓子器共箱

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◇美術館級北斎より愛された画家[鍬形蕙斎]画四季の野菜蒔絵銘々皿10客江戸時代の浮世絵師六寸皿菓子器共箱

江戸時代後期の浮世絵師[鍬形蕙斎]画四季の野菜蒔絵銘々皿10客です。「北斎嫌いの蕙斎好き」と当時言われるほど葛飾北斎と肩を並べる人気絵師鍬形蕙斎による「四季の野菜」の絵をモチーフにした蒔絵がとても細密に優美に施された美しい銘々皿です。柘榴・えんどう豆・蓮根・かぶ・栗・土筆・椎茸・瓢箪・みょうが・蜜柑など 20種類の四季の野菜が豪華な蒔絵で施されています。意匠表現も繊細な蒔絵の技術も素晴らしく、高蒔絵・色漆蒔絵など高度な蒔絵技法を駆使して細部に至るまで緻密に優美に施されています。天然木の木地の上に漆を何十回も塗り重ねた非常に塗りの美しいしっかりとした堅牢なつくりの作品です。蒔絵の名匠による高い技術が伺える見ごたえのある素晴らしい美術館級の作品です。時代の共箱。古い品ですが状態はとても良好です。

※鍬形蕙斎による略画図をモチーフにした蒔絵が施されたお椀のコピーと、蕙斎の挿絵が載っている本のコピーを資料としてお付けします。

【鍬形蕙斎（北尾政美）】
1764-1824 明和元年江戸生まれ。父は駿河国の出身で江戸に出て畳職人をしていた。俗称は三二郎、「畳屋の三公」と呼ばれた。幼いころから画を好み、13歳のころに浮世絵師北尾重政に師事して修行し、天明元年(1781)には北尾政美の画号を許された。浮世絵師としての政美は、武者絵や浮絵、あるいは黄表紙の挿絵を数多く描いて好評を博していたが、寛政6年(1794)、津山藩に絵師として召抱えられる。浮世絵師から武士になるという破格の出世であった。津山藩の家臣となって間もなく、三二から蕙斎へと改号し、お抱え絵師として狩野家へ入門した後には、名を改めて紹真と名乗る。寛政9年(1797)には浮世絵師としての北尾の姓を改め、母方の姓である鍬形を本姓とした。蕙斎はお抱え絵師としての職務を果たす傍らで、様々な人物の様態や鳥獣魚貝などを、簡略化された筆致で描いた『略画式』シリーズや、傑出した江戸の鳥瞰図として著名な「江戸一目図屏風」、松平定信の求めにより同時代の多様な職業の人々を軽妙に描いた『近世職人尽絵詞』など多くの傑作を残し、文政7年(1824)、病により江戸で没した。

【サイズ】

胴径１９．５ｃｍ　高さ２．２ｃｍ

【発送方法】

ゆうパックにて発送。送料は全国一律1,200円です。

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