「パライバの師匠」に勧められて、リオデジャネイロにある「コパカバーナビーチ」に初見参したのは、今から20年数年前の事です。あの頃は、まだ若かったので、日本~アメリカ、アメリカ~ブラジルの12時間x2回の飛行機旅も、なんとか、乗り切れたのです。今は、ビジネスクラスを使わないと無理です。そりゃ、エコノミークラスでも、頑張ったら乗り切れるかもしれないけれど、ん~、やっぱり無理です。まあ、行く事は無いでしょう(苦笑)。
リオデジャネイロの空港を出ると、しばらく歩いたところにコパカバーナビーチに行くバスが出ているのですが、そこへ向かうバンビちゃんに照準を合わせて待ち伏せしているスラム街の黒人少年がいるのです。実際、居ました。手足の長いガリガリ君でした。バスの入り口付近で、その細長い手を伸ばし、「金をくれ」とせびられましたが、「金は、持っていない」とうそをつくと、そのガリガリ君は激怒して、某のあとを追い、バスの中まで入ってこようとしました。バスの運転手が機転を利かせ、その黒人少年を追い払ってくれましたが、窓から様子をうかがうと、その黒人少年は、不服そうな表情を浮かべ、ぎょろりとした目をこちらに向け、言葉にならない言葉を投げかけてきました。彼の気持ちはよく分かるので、某もつらいところではあるのですが、いちいち渡していたらキリがないんです。仕方ないんです。これは、そういう場所に行けば分かります。
バスは、ヨットの停泊している美しい港を経由して、長いトンネルを抜けたかと思うと、しばらくしてビーチに到着しました。まだ、昼間だったので、そこまで危険な感じはしませんでしたが、用心に越したことはないので、怪しげなやつが、半径5m内に入らないように、気を付けながらホテルに向かいました。ところが、ホテルでチェックインしようとすると、ホテルの従業員が、「君の予約は、入っていないよ」というのです。そんなはずはありません。日本の旅行会社HISでホテルを予約したのだから、彼らがミスをしたとは考えにくい事です。これは、後で知るに至ったのですが、外人がよくやる手でして、「予約が入っていない」とうそをつき、金を二重にむしり取ろうとする、彼らの常とう手段なのです。外人だからと言って、皆が皆、やるわけではないですが、時々やるやつがいるのです。~つづく~
さて、今回のブラジル産ピンクトパーズ(3.03ct)は、やはり、3ctアップというサイズが見せてくれるゴージャス感が重要な働きをしてくれています。ピンクダイヤの上級品やピンクサファイアで、3ctアップとなると、なかなか無いですし、ピンク色で、これらに引けを取らない美しさを有する色石となると、どうしても、ピンクトパーズになりますねえ。内部もクリーンクリーンだし、カットも、中央に窓が無く、理想に近い形のプロポーションをしています。写真が変な写り方をしていますが、ぜんぜん、変な箇所はありませんから、安心してお買い求め下さいませ。そして、ぜひ、激しくも可愛らしい当該ルースを使い、誰も持っていない「リング」や「ペンダント」をお作り下さい。もちろん、ルースのままお楽しみ頂くことも可能です。