日本画の巨匠、前田青邨が描いた伐折羅大将像の素描です。
紙本・肉筆・落款入り・額装・です。
額装は国宝や重要文化財を含む皇居新宮殿や法隆寺歌舞伎座などの
絵画の額装も手掛ける斯界の権威、岡村多聞堂調製です。
額のシリアルナンバーも入っています。
寸法は
額寸が縦約54cm幅約46cm
紙寸が縦約35cm幅約26cm
です。
額・本紙ともに目立ったいたみもなく
全般的な状態は良好でまだまだ充分ご鑑賞いただけるかと存じます。
写真でご判断の上のご入札をお願いいたします。
東京都からクロネコヤマト宅急便で発送予定です。
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前田 青邨は、岐阜県出身の日本画家。
歴史画を得意とし、大和絵の伝統を軸に肖像画や花鳥画にも幅広く作域を示した。
その中でも、武者絵における鎧兜の精密な描写はことに有名である。
1955年に文化勲章を受章するなどして院展を代表する画家として活躍する。
晩年には、法隆寺金堂壁画の再現模写や高松塚古墳壁画の模写等、文化財保護事業に携わる。その遺志は、弟子の平山郁夫にも引き継がれている。
岐阜県中津川市に青邨から寄贈された本画や下図などを展示する青邨記念館がある。
前田青邨のデータ
- 岐阜県中津川市出身
- 生誕:1885年1月27日
- 死没:1977年10月27日(92歳没)
- 国籍:日本
- ジャンル:日本画
前田青邨の主な作品
- 『竹取物語絵巻』 1914年 再興1回院展出展
- 『清水寺(京名所八題)』 1916年 紙本墨画淡彩・軸 東京国立博物館 再興3回院展出展
- 『花売』 1924年 紙本着色・額 東京国立博物館 再興11回院展出展
- 『羅馬使節』 1927年 三曲一隻 絹本着色・屏風 早稲田大学図書館 再興14回院展出展
- 『西遊記』 1927年 紙本墨画淡彩・巻子 MOA美術館 再興14回院展出展
- 『洞窟の頼朝』 1929年 二曲一隻 絹本着色・屏風 大倉集古館 再興16回院展・ローマ日本美術展覧会出展 重要文化財
- 『唐獅子』 1935年 六曲一双 紙本着色・屏風宮内庁三の丸尚蔵館 御大典記念献上画
- 『観画』 1936年 絹本着色・額 京都市美術館 改組第一回帝展出展
- 『阿修羅』 1940年 紙本着色・軸 東京芸術大学 紀元二千六百年奉祝美術展出展
- 『おぼこ』 1944年 紙本墨画・額 東京国立近代美術館
- 『Y氏像』 1951年 紙本着色・額 東京国立近代美術館 再興36回院展出展 洋画家安井曾太郎を描いた人物画
- 『出を待つ』 1955年 二曲一隻
- 『浴女群像』 1956年 紙本着色・額 滋賀県立近代美術館 再興41回院展出展
- 『お水取』 1959年 紙本着色・巻子 平木浮世絵美術館 再興44回院展出展
- 『白頭』 1961年 紙本墨画淡彩・額 東京芸術大学 再興46回院展出展 喜寿の記念に描いた青邨唯一の自画像
- 『石棺』 1962年 紙本着色・額 東京国立近代美術館 再興47回院展出展
- 『赤い壁(天壇)(中国三部作)」 1960年 紙本着色・額
- 『山霊感応』 1964年 紙本着色・額 日光二荒山神社
- 『蓮台寺の松蔭』 1967年 紙本着色・額 山種美術館 再興52回院展出展
- 『異装行列の信長』 1969年紙本着色・額 山種美術館 再興54回院展出展
- 『腑分』1970年 紙本着色・額 山種美術館 再興55回院展出展
- 『知盛幻生』 1971年 紙本着色・額 個人蔵 再興56回院展出展
- 『土牛君の像』 1973年 紙本着色・額 東京国立近代美術館 再興58回院展出展 日本画家奥村土牛を描いた人物画
- 『天正貴婦人像(細川ガラシア夫人像)』 1974年 紙本着色・額 バチカン美術館
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