自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。


「酒」と作家たち 　浦西　和彦 (編集)

「死ぬまで原稿を書いてあげるから」という火野葦平の励ましにより、佐々木久子が孤軍奮闘、独力で刊行し続けた雑誌『酒』。一滴も飲まないのに酒席を好む川端康成の名人芸、高見順お得意の「ローソク病」の話…。同誌の中から、各界の人々が作家との酒縁を綴った三十八本のエッセイを収録する。

目次
１　文豪の酒
２　作家の酒
３　評論家・学者の酒
４　詩人・歌人の酒
５　剣豪作家・推理作家の酒
６　流行作家の酒


執筆者や登場する方々
火野葦平　梶山季之　檀一雄　三浦哲郎
野間宏　安部公房　瀬戸内晴美
小松左京　池波正太郎
赤塚不二夫　田辺聖子　大岡昇平　星由里子
芦屋雁之助　花登筺　藤本義一　開高健　
柴田錬三郎　戸川昌子　田辺茂一　阿佐田哲也
五味康祐　若乃花　山本周五郎　杉山吉良
佐藤隆介　高木彬光　江戸川乱歩　木々高太郎
中島河太郎　朝山蜻一　中村勘三郎　坂口安吾
中村勘九郎　岩田専太郎　村上元三　長谷川伸
吉原幸子　草野心平　川上徹太郎　中原中也
三好達治　恩地孝四郎　萩原朔太郎　伊藤信吉
北原隆太郎　北原白秋　若山牧水　斎藤茂吉
斉藤茂太　原卓也　原久一郎　篠田一士
大岡信　川村二郎　亀井勝一郎
利根川裕　遠山直道　伊藤博文
大宅壮一　太宰治　中上健次　高見順
保高徳蔵　富士正晴　津本陽　井上靖
巌谷大四　眞鍋呉夫　遠藤周作
埴谷雄高　梅崎春生
戸板康二　横山隆一　今日出海　有吉佐和子
桂三木助　清川虹子　芥川比呂志　奥野健男
林芙美子　川端康成　藤島泰輔　直木三十五
辰野隆　河盛好蔵　中野重治　中野好夫
上林暁　徳田秋声　広津和郎
船橋聖一　正岡子規　
夏目漱石　森鴎外　荒正人　井伏鱒二　伊藤整
尾崎士郎　水上勉　丸谷才一　高村光太郎
早乙女貢　色川武大　二子山親方　山手樹一郎
山村正夫　西脇順三郎　吉田健一　永井龍男
室生犀生　白井喬二　柳原良平　紀和鏡
勝目梓　田中英光　北杜夫
佐藤愛子　なだいなだ
織田作之助　北原武夫　宇野千代　扇谷正造
三島由紀夫　国木田独歩ほか多数

レビューより
雑誌『酒』に掲載された"作家と酒にまつわるエッセイ"。掲載年は昭和20年代〜平成はじめにかけてと幅広い。漱石、中也、白秋、朔太郎、乱歩などなどの面々と酒とのエピソードが楽しいが、すでにみな故人、酒とのエピソードの行きつく先は鬼箱に入ったことへのレクイエム。