自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。画像にもありますように、222ページ中、8ページの一部に赤鉛筆で薄い線が引かれてございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
細木数子の黒い真実
占星界のトップに君臨し続ける細木数子の、華々しい表舞台での活躍の裏側に秘められた、さまざまなタブーに迫る。関係者の証言、取材により明らかになったカリスマ占い師のスキャンダルの数々! 人物相関図、年表も収録。
序 章 こんな占い信じられない!細木数子よ、どこへゆく!
序 章 こんな占い信じられない!細木数子
よ、どこへゆく!
・30年後に日本が崩壊?細大数子のものスゴい大予言
・細木数子、2006年を大胆に占う!
第1章 細木数子、その生い立ちから島倉千代子問題まで
・ 14歳で水商売スタート。17歳で店をオープンした金儲けの才覚
・銀座でのクラブ経営絶頂期、恋愛詐欺師にダマされる
・10億円の償金を抱え、世田谷の豪邸から4畳半のアパートへ凋落
・島倉千代子、裏書保障で2億4000万円の借金を背負う
・いまのわたしは、たった10円もままならない
・細木数子と島倉千代子はいかにして出会ったのか
・島倉の代理人を引き受け、馬車馬のごとく働かせる
・恩人・安倍正明と決別し「細木のオネエ」のもとへ
・島倉千代子、完全に細木の術中にはまる
・細木の浮気防止術、島倉の手足を縛りつけて軟禁状態に
・人のいいお千代も、とうとう細木のもとから逃げだした
・島倉問題で公言した細木の嘘をさらに検証する
第2章 六占星術は他人のパクリ? インチキ占いで大儲け
・ 細木数子、客としてある女性占い師と出会う
・恩師の女性占い師は華族の血を引く人物
・占いにのめり込む細木、「どうしてこんなにあたるの?」
・借りた資料を元に出版した占い本がベストセラー
・わたしは男を出世させるけど、男よりも上にいってしまう女なの
・細木の「六星占術」は他人の占いをアレンジしただけ
・恩師である女性占い師は「本物」だったが
・細木がメディア出世をはたした「阪神優勝」的中もパクリ?
・大物芸能人にヤクザ権力をちらつかせる細木の厚顔ぶり
・芸能界の影の大物・ハマコーこと浜田幸一の怒りを買う
・事業家として才気あふれる恩師に触発された細木
・「細木は自分で占いをしていない」証明となる言動
第3章 ビッグネームの安岡正篤氏をダマして結婚
・ 「昭和の偉人」安岡正篤氏と出会った経緯とは?
・85歳の「偉人」と45歳の「やくざの姐さん」が出会った日
・細木のいう「安岡先生の勉強会参加」は事実無根
・26歳の青年が63歳の海軍大将を論破した
・細木数子、飲み屋で手ぐすね引いて安岡氏を待つ
・「安岡先生とは他愛ない話をしていた」という言葉の真意
・細木が安岡氏の蔵書と巻物に目を輝かせた日
・細木に学ぶ、認知症の老人の落としかた
・派手な騒動を起こして、入院中の安岡氏を奪取せよ!
・安岡正篤-その偉大な経歴と人脈
第4章 細木のまわりにはヤクザがいっぱい!
・細木の姉、 渋谷のカリスマ組織・安藤組の大幹部と結婚
・兄弟はヤクザ入り、父親は聞きかじりの占いで生計を立てる
・人生の転機となった小金井一家総長・堀尾昌志との出会い
・細木の尻ぬぐいに奔走し、頭を下げる大親分
・「安岡ってすごい人物がいるから、別れたことにしよう」
・ヤクザを刑務所慰問。面接委員として全国をわたり歩く
・山口組若頭・山本健一と細木の〝縁″
・使えるものはとことん使う!細木数子大殺界の本音とウソ
・もみ消せ!知られちゃ困る細木の過去の顔
・その筋の方々には「つきあいはなかったことにして」
・安部譲二も出身?渋谷のカリスマ・安藤組
・横井英樹襲撃事件で、安藤組の名は全国区に
第5章 実弟・久慶をめぐるカズカズの黒い噂
・ 「細木数子の弟が詐欺容疑で逮痛!」のニュース飛び込む
・恐喝と詐欺を繰り返し、さすがの細木も絶縁宣言?
・久慶がヤクザ者だとパレたらまずい、と出馬を断念させる
・拳銃をぶっ放してスポーツ平和党をぶっ潰した細木久慶
・有名俳優もダマされた巨大詐欺事件とは?
・セレブ資産運用コンサルティング会社に加担?
終 章 細木数子流 お金のダマしとりかた
・ 「借金してでも墓を買え!」墓石商法で儲けまくる
・のぼりつめたいまでは、墓石業者も切り捨てる
・「六占星術はあたらない」と自ら断言
・ 細木流厄落としはホスト遊びや貴金属?
登場する方々
田中角栄 渡辺裕之 江本孟紀
アントニオ猪木 安岡正篤 安藤昇 安藤組
花形敬 西原健吾 小金井一家 山本健一
山健組 山口組 司忍 島倉千代子 都はるみ
由美かおる 小泉純一郎 亀井静香 福田赳夫
大川周明 北一輝 陽明学
日本国維会 安部正明 浜田幸一 古舘伊知郎
和田アキ子 滝沢秀明 堀江貴文 横井英樹
志賀日出也 長州力 石原慎太郎 佐々木主浩
魔裟斗 朝青龍 上沼恵美子 原日出子
渡辺芳則 田岡一雄 堀尾昌志 三島由紀夫
稲川会 桑田健吉 中曽根康弘 吉岡美穂
松田聖子 郷ひろみ 安田隆夫 藤本勝巳
ほか多数
レビューより
要するに暴露本なのだが、島倉千代子や安岡正篤氏への過去の所業やヤクザとの黒い関係を断片的には知っていたが体系づけて読まされると、占い師という名目でハッタリをかましながら、互いに利用するものされるものという関係を上手に泳ぎわたっているという感想をいだく。いかがわしいのは細木だけではない。そうと知りつつ出演させるTV局、占いにすがって多額のお金を出す人々。だます方が悪いのか、だまされる方が悪いのか。
まずは、こういった本こそジャーナリズムとして必要なものだと感じる。細木数子の周辺を探れば、あっという間にどす黒い関係が浮かんでくる。自らも小金井一家の大幹部の内縁の妻であったことはもちろん、兄はヒロポン中毒でヤクザ世界からも破門され、弟は安藤組に出入りし逮捕歴もある。京都の墓石業者と癒着して暴利を貪ったのは広く知られているし、六星占術も小金井一家の関係で知り合った女性占い師からのものを使っているという。そして、亡くなられた島倉千代子さんとの関係、政略(偽装)結婚…。はっきり言って、真っ黒な人物である。とてもまともな占いなどできる人間性はない。さらに、溝口敦氏がこういった細木数子の背景を暴こうとした時にはヤクザ大幹部を使って潰しにかかったりするところを知っていれば、細木数子はまさに「触らぬ神に祟りなし」である。警察からもヤクザへの大きな資金源と目され、「女ヤクザ」とも評される細木数子に恐れをなしてしまうのも当然である。