御存知!奇才名手Adrian Belew/Terry Bozzio等豪華参加陣 Frank Zappa中期の大傑作「Shiek Youbuti」 Frank Zappa承認リマスター音源使用盤 輸入盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございます。
内容は言わずもがな。
ラインアップは興味深い名手を含むもの。
Frank Zappa(Vo、G)、Davey Moire/Napoleon Murphy Brock/Randy Thornton/Andre Lewis(Vo)、奇才名手Adrian Belew(G、Vo、Bob Dylanの物真似、後にKing Crimson)、名手Tommy Mars(Key、Vo)、Peter Wolf(Key)、
アンビエント系名手Patrick O'hearn(B、Vo 後にGroup87)、御存知!名手Terry Bozzio(Ds、Vo、後にThe Brecker Brothers、Group87、U.K.他)、名手Ed Man(Per、Vo)、David Ocker(Clarinet)となります。
1978年1~2月イギリス・ロンドン ハマースミス・オデオン、ドイツ・ベルリン ドイッチェランドホール、アメリカ・ニューヨーク パレイディアムでの実況録音を基に制作された作品となります。
但し、ライヴ盤ではなく、スタジオ作制作の為の素材集めという感がございます。
(初期程ではないにせよ)難解との評価もあり初心者向けではないとも言われますが、そもそも「大衆音楽好きの現代音楽家」であるフランク・ザッパを非常に表現した傑作の一つではないかと存じます。
初期とは異なり、ニューウェイヴ系ロックバンド編成での制作。
ロック音楽を土台にニューウェイヴ系の合理性や冗談音楽そして演劇性(ここ重要)を上手いバランスで作り上げたという事では
時代によってザッパ自身の興味によって変化し続けた音楽性の基礎を知る上では重要では無いかと............
一般からすれば「何このハチャメチャ感?」となりますでしょうが、これ全て譜面によるものでございます。
「即興とか譜面に外れたことは絶対に許さん!」というところが現代音楽家という所以でしょうか...............(かと言って後のロンドン交響楽団との共演作では随分と苦労なされた様でございますが......................)。
七十年代中期に登場したパンク/ニューウェイヴの音楽性を取り込んだもので合理性重視。
七十年代前半の装飾性や大仰さ、(かのRobert Fripp曰くの)”恐竜文化”を断ち切った感のある音楽性でございます。
ジャズ/ロック・クロスオーヴァー系大所帯的なバンド編成でインスト中心のシリアスな音楽性の印象が強かった七十年代前期から一転、
中期以降は(以前に比べて)ニューウェイヴ系ロックバンド編成のシンプルさや演劇お笑い感が目立つ感がございます。
また、ヴォーカル曲が大幅に増えた事もあり、鳴りを潜めていためくるめくスリリングな演劇性音楽が再び、との感もございます。
それに伴い「Frank Zappa独特のおちょくり」も復活。
アメリカに移り、音楽路線を変え大ヒットしたかのPeter Frampton(「Humble Pieの過去はどうした?」という事でしょうか?)、また「ズート・アリューズ」でも見せたSantana、かにBob Dylanと出て参ります。
(また、当時のA.O.R.に対するおちょくりも.......................................)
Adrian Belewでございますが、Top40演奏バーバンドにいた所をFrank Zappa自身がスカウト。
ツアーに駆り出すも今度はDavid Bowieが(Frank Zappaに申し出て)自身のバンドにスカウト。その経緯の中での作品でもございます。
プログレシッヴ・ロック系やHR/HM系、ジャズ/フュージョン系のみならず、八十年代という新しい時代に向けて音楽性の模索が続いた時代。
このFrank Zappaもそれを意識していた感がございます...............................
さて一連のフランク・ザッパ承認マスターですが、作品によってはアナログ盤の時間制約の為に泣く泣く短縮編集を行ったものがあり、
CDの時代になり時間制約が随分と緩和された事もあり、元来の姿に戻されたものがございます。
「ザッパ待望のオリジナル編集ヴァージョン使用」と本人が溜飲を下げたという事なのでしょうか?
この機会に是非。
注:配送方法に関しては変更の場合がございます。宜しくお願い致します。