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1910年代頃の仕立てドレス
ジャポニスム(日本様式)をはじめとした東洋美が欧米を一世風靡した19世紀末~20世紀初め… ポール・ポワレをはじめとしたパリのオートクチュールメゾンはこぞってエキゾチックな意匠を凝らした新作を発表しました
そんな革新的な時代のフレンチモードの美意識が凝縮されたドレスです
こちらは、着物の合わせを思わせるゆったりとしたカシュクール風デザインで、コルセットからの脱却を感じさせる当時としては画期的なシルエット
ややすぼまった袖口、無地のシルクと刺繍入りの透けたシルクを組み合わせたアシンメトリーな作り、胸元や袖周りに配されたビーズ装飾が大変豪華です
極めつけは、合わせ部分に縫い付けられたフレンチジェットのガラス装飾モチーフ!富裕層が作らせたものであることを物語っております
縫い付けられてはおりますが、表生地と裏生地が別構造のように丁寧に作られているのも1910年代頃までに見られる意匠です
多少の傷等はございますが、まだまだ実際にご着用頂けます
また、撮影衣装やコレクション、資料としても価値があり服飾系博物館に所蔵されていてもおかしくない逸品です
袖以外裏地あり
肩スナップボタン、裏生地のみ背中スナップボタンの完全被りタイプ
購入先 フランス
素材 シルク
カラー 黒
室内撮影では暗く写りがちですので、屋外撮影の画像もご参照下さい
サイズ
平置き実寸
肩幅 40cm
身幅 55cm
着丈 128cm
袖丈 約60cm
採寸値はL位ですが脇繰りがやや狭めで、当時の様にゆったり着る着方からすると現代のMくらいかと思います
多少の誤差はご了承下さい
バストに関しては、平置きにして自然な状態での両脇間を測定しております
胸の立体的な裁断のふくらみは無視しておりますので採寸よりはもう少し余裕があると思います
着せておりますマネキンは7号です
コンディション
首回りのビーズ装飾の欠損が数か所あります
裾に画像のようなシミあり
無地生地部分に1~3mm程度の小さな傷が多々あります(主に背中、裾付近)
若干の使用感がありますが、経年の割には綺麗な状態を保っている方かと思います
他の画像にてご確認下さい
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