バッハ:管弦楽組曲全曲(第1番~第4番)(2CD)
エガー&エンシェント室内管弦楽団
ドイツ語では「序曲」と呼ばれているバッハの管弦楽組曲は、他の言語でも「組曲」ではなく「序曲」と称する場合も増えてきているようです(ここでは組曲ですが)。バッハ自身もこの作品を「組曲」とは呼ばず、「フランス風の序曲から始まる作品」としていたようです。もともと「フランス風序曲」とはルイ14世の宮廷でバレエやオペラの開始の際に奏でられた音楽の形式で、ゆっくりとした開始部分と、速いフーガ風の部分の対照的な2部分からなる曲であり、これを通常の組曲の冒頭に取りいれたものが「フランス風序曲」と呼ばれ、このバッハの作品もそれに類しています。
エガーは作品の背景に配慮し、フランス風序曲の形式を重んじた上で、モダン楽器ピッチよりも低い古楽ピッチよりさらに低いフランス・ピッチを採用、落ち着いた雰囲気と名人芸が見事にマッチした演奏を繰り広げています。弦楽器パートは奏者が各一人、フルート、ファゴットも各1人、オーボエ、トランペットが3人、ティンパニとエガーのチェンバロという引き締まった編成によるすっきりとした響きも魅力的です。
【収録情報】
Disc1
J.S.バッハ:
● 管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV.1066(序曲/クーラント/ガヴォット/フォルラーヌ/メヌエット/ブーレ/パスピエ)
● 管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067(序曲/ロンド/サラバンド/ブーレ/ポロネーズ/メヌエット/バディヌリー)
Disc2
● 管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068(序曲/エア/ガヴォット/ブーレ/ジーグ)
● 管弦楽組曲第4番ニ長調 BWV.1069(序曲/ブーレ/ガヴォット/メヌエット/レジュイサンス)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
リチャード・エガー(指揮、チェンバロ)
録音時期:2013年2月4-7日
録音場所:イギリス、サフォーク、The Apex, Bury St Edmunds
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)