
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
柳田 邦男
新・がん50人の勇気
幾多の病苦に遭遇しつつも、「生」と「死」のはざまで神々しく生き抜こうとした人々の足跡を辿る!
1章 武満 徹
2章 山本七平
3章 井上 靖・山口 瞳・澁澤龍彦・白石一郎・手塚治虫
4章 昭和天皇
5章 丸山眞男・中川米造(大阪大学医学部)
6章 千葉敦子・宮崎恭子(仲代達矢奥方)・森 遙子・重兼芳子・長尾宜子(建築家)
7章 米原万里・絵門ゆう子(NHKアナウンサー・エッセイスト)・山本夏彦・高坂正堯・米山俊直
矢内原伊作(哲学)
8章 野間 宏・黒田 清(新聞記者)・日下雄一(TV朝日フ゜ロテ゛ューサー)・五味康祐・
石井真木(作曲家)・青木雨彦
9章 高田真快(真言宗住職)・高田好胤(薬師寺管主)
10章 河邉龍一(三菱重工造船所)・河毛二郎(王子製紙社長)・大川 功(セガ会長)・
美川英二(横河電機社長)・森 武志(タトル・モリ社長)
11章 音羽信子・杉村春子・本田美奈子
12章 ハナ肇・芦田伸介・越路吹雪・淀かおる(宝塚)・上月 晃
13章 長 新太(絵本作家)・谷岡ヤスジ・馬場のぼる(マンガ・絵本)・青木雄二(マンガ家)
真鍋 博(イラストレーター)
14章 村山 聖・森 千夏(女子砲丸投げ)・黒沼克史
15章 上野英信(記録作家)・国分一太郎(児童文
迫り来る死を前に人はいかに生きるか―昭和天皇から本田美奈子まで、がんと向き合った作家・俳優・音楽家・学者・僧侶・企業人、五十余名の「生と死」のかたち。最期の瞬間まで生を全うした感動のドキュメント。
目次
「意味のある偶然」―武満徹
試練への感謝―山本七平
人生の美学―井上靖・山口瞳・澁澤龍彦・白石一郎・手塚治虫
昭和天皇の最期
己の死をも学ばずには―丸山眞男・中川米造
女たちの生き抜くかたち―千葉敦子・宮崎恭子・森瑤子・重兼芳子・長尾宣子
書くことは生きること―米原万里・絵門ゆう子・山本夏彦・高坂正堯・米山俊直・矢内原伊作
表現者たちの流儀―野間宏・上野英信・国分一太郎・黒田清・日下雄一・五味康祐・石井眞木・青木雨彦・城達也
色即是空のかたち―高田真快・高田好胤
企業人の「生と死」―河邉龍一・河毛二郎・大川功・美川英二・森武志〔ほか〕
レビューより
ステージ2の大腸癌で腹腔鏡手術で大腸癌を切除したばかりなので50人の癌の終末は自分に置き換え考えることができました。幸い私は、抗がん剤の使用も無く5年の経過観察ですんでいますが、これからも検査はしっかりやろうと心に誓っています。
「がん」に命を落とす多くの人々を見るにつけ、他人ごとではない問題だ。「がん」という「地雷」は人生のどこに埋まっているか、それはわからないことが多いに違いない。人間としての生きざまを「私」はどうするのか、いつ突きつけられるかわからない難題に幾分時間を持つのもいいことと思える。 当該著書は、50人の個性が、現代病「がん」とどう向き合ったか、人生の根源の証として何を残したか、極めて重要な示唆に富む良書である。