第二次世界大戦中、イギリス軍によって試作された木製銃床付きのステンMk.2サブマシンガンを電動ガンでリアルに再現しました。カスタムベースはAGM製の電動ガンです。

《外装について》
外装はトリガーを除いて全てスチール製です（トリガーのみアルミ）。細かなパーツに至るまで塗装を剥離し、ブルーイングで仕上げています。美しいブルーが出ており、見る角度によってあらゆる表情を見せてくれます。もし機会があれば純正品と並べて頂ければと思います。ホンモノとオモチャくらいの差があると断言致します。

マガジンキャッチは電動ガン用に構造がアレジされていた為、プロトタイプのマガジンキャッチ形状（全面フラット）を再現しています。また、フロントサイトも実銃通りの形状に修正しています。

純正のダミーボルトは「のっぺらぼう」のアルミ板でしたので、リアルなダミーボルトを製作しました。アッパーレシーバーの内径と同じ外径を持つスチールパイプを加工して製作しています。実銃の図面を元に正確な寸法で造形しています。ボルト前方の段差も再現しており、ぱっと見では本当にボルトが入ってるように見えると思います。仕上げは白磨きですが、質感に深みを出す為、酸化被膜処理の後磨き上げています。エジェクションポートの上下幅が狭かったので削って拡張しています。

外装に使用されていたプラスネジは全てマイナスネジに交換しています（計7本）。些細なことですが雰囲気が全く違います。

《木製銃床について》
実銃の写真を原寸大まで拡大して採寸し、可能な限り正確に製作しました。素材も実物と同じウォルナットです。仕上げは漆（うるし）です。人工漆ではなく、天然の生漆を使用しています。『拭き漆』という伝統技法で仕上げており、質感としてはオイル仕上げに近いですが、漆は高い耐水性と耐薬品性を備えています。耐用年数は数百年〜数千年、硬化した漆を溶かす術はないとさえ言われており、かつては三八式歩兵銃の銃床に使用されることもあったようです。しっとりとした滑らかな手触りも漆の魅力です。

スリングスイベルとバットプレートもスチール削り出しでリアルに再現しています。

元の電動ガンでは、ストックのチューブ内にAKタイプバッテリーを挿入しますので、この木製ストックにもAKバッテリーが収まる深い穴を開けています。レシーバー後部のスペースに小さなリポバッテリーを収める事も可能です。

ストックはマイナスボルトで固定しますが、構造上左右にガタつく為、ストック基部の金具に2本のイモネジを仕込んでガタ取りを行っています（画像参照）。イモネジの飛び出し量でテンションを調整でき、完全にガタを取ることも可能です。

《トリガースイッチについて》
接点直押しの危険なスイッチは根こそぎ除去し、新たに金属製のベースを構築した上で、オムロン製のマイクロスイッチを取り付けています。箱出しのトリガープルは「グニュ〜」という気持ちの悪い感触でしたが、現在は「カチッ」というクリック感のある明確なトリガープルになっています。

《状態》
最新ロットの未使用新品をカスタムしています。個人的な観賞用に製作したもので、実使用はしていません。内部のカスタムはスイッチ以外行っていませんが、弾道は非常に素直で安定しています。約30mでの試射を行っていますが、ホップの効きも良好です。

外観に似合わずかなりの重量感があり、オモチャ感は皆無です。鑑賞にも十分耐えうる電動ガンに仕上がっていると思います。

《ご注意》
※18歳以上対象商品です。
※非常に威圧感のある外観に仕上がっています。ご自宅や専用のレンジ、フィールド以外で使用しない事をお約束できる方のみご入札下さい。
※購入意思のない方の入札はご遠慮下さい。

《発送方法》
ヤマト運輸での発送を予定しております。送料は全国一律無料です。