アルトマン×シェパード。
現代アメリカを見つめてきた才人2人が
男と女の愛の断面を鋭くえぐる文芸作。
<キャスト&スタッフ>
エディ…サム・シェパード
メイ…キム・ベイシンガー
父親…ハリー・ディーン・スタントン
マーティ…ランディ・クエイド
メイの母…マーサ・クロフォード
監督:ロバート・アルトマン
製作:メナハム・ゴーラン/ヨーラン・グローバス
原作・脚本:サム・シェパード
撮影:ピエール・ミニョー
美術:スティーブン・アルトマン
音楽:ジョージ・バート
●字幕翻訳:戸田奈津子
<ストーリー>
アメリカ南西部、荒野のさびれたモーテルに馬を連れた野卑な男エディがやってくる。モーテルには若い女メイと飲んだくれの老人が住んでいたが、男とは何か特別な関係があるらしい。激しく言い争うメイとエディ。そしてメイのボーイフレンド、マーティの登場をきっかけに、3人の特殊な関係が明らかにされていく……。
『天国の日々』『ライトスタッフ』の好漢サム・シェパードによる舞台劇を、『M★A★S★H マッシュ』『今宵、フィッツジェラルド劇場で』の名匠ロバート・アルトマンが見事なフラッシュバック技法を交えて映像化し、カンヌ映画祭で絶賛された文芸作。主演は脚本も担当したシェパード本人と『L.A.コンフィデンシャル』『セルラー』のキム・ベイシンガー。『パリ、テキサス』のハリー・ディーン・スタントン、『インデペンデンス・デイ』のランディ・クエイド、2人の個性派俳優が脇を固める。
<ポイント>
●1985年カンヌ映画祭正式出品作品。
●サム・シェパードは、『ライトスタッフ』でアカデミー助演男優賞候補になっているが、本来は1960年代から活躍する劇作家で、1979年には戯曲『埋められた子供』でピュリツァー賞も受賞。脚本家として『砂丘』『パリ、テキサス』『アメリカ、家族のいる風景』などに参加。俳優としての近作は『ジェシー・ジェームズの暗殺』『きみに読む物語』『ブラックホーク・ダウン』など。
●オリジナルの舞台は1983年にエド・ハリスとキャシー・ベイカー主演で、サンフランシスコ、ニューヨークなどで公演された。その後、エディ役をブルース・ウィリス、ウィル・パットン、アイダン・クインらが演じている。
●劇中に流れる女性ボーカル曲は、本作でデビューしたサンディ・ロジャースによる。ロジャースは続いてシングル「フール・フォア・ラブ」を発表しクエンティン・タランティーノ監督デビュー作『レザボア・ドッグス』で使用された。
●『コブラ』『ロサンゼルス』『地獄のヒーロー』など、アクション映画を世界中に売りまくったメナハム・ゴーランとヨーラン・グローバスが主宰するキャノン・フィルムが製作した珍しい文芸作。
●父親役のハリー・ディーン・スタントンは、サム・シェパードが脚本を担当した『パリ、テキサス』で荒野を放浪する男を演じた。
<特典>
●オリジナル劇場予告編