御存知!King Crimson残党による初期King Crimson再評価プロジェクト「21st Century Schizoid Band」第二期 公式ライヴ音源 Official Bootleg「Live in Italy」 日本独自紙ジャケット仕様版 国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Ian MacDonald(Sax、Flute、Key、Vo、ex-King Crimson、MacDonald & Giles、Foreigner)、
Mel Collins(Sax、Flute、Key、Vo、現King Crimson、ex-Alexis Corner & Snape、Camel、Humble Pie/Cozy Powell/Stray Cats/Tears for Fearsセッション他)、
Jakko Jak(Vo、G、Key、現King Crimson、ex-Level 42/JBKセッション他)、Pete Giles(B、Vo、ex-Giles, Giles & Fripp、MacDonald & Giles)、
故Ian Wallace(Ds、Per ex-King Crimson、Alexis Corner & Snape、Bob Dylanセッション他)となります。
2003年3月15日イタリア・フォルリでの実況録音となります。
当時のスタジオ録音の新曲「Catleys Ashes」が加えられております。
近年、突如として復活。
「恐竜文化」と呼び、Robert Frippがあれ程忌み嫌った初期楽曲をセットに組み込みファンを呆れさせ、来日公演すら行ってしまった現行King Crimson。
「Robert Frippのノスタルジー」とも揶揄されておりますが、ライヴでは案外演奏に加わっていなかったその姿を観てこのバンドを思い出された方々がおられます。
約二名が参加している事もあるのでしょうか?現行King Crimsonの母体となった感のあるバンドではございます。
さて今作。
Official Bootleg名義でございますので音質が気になりますが、初期Protools使用によるライヴ録音の模様。
されど初期Protoolsという事が有り、音質に癖がございます。
音の低位や分離は良いものの、ちと音域が狭く低音が弱い感。音響調整卓直結録音で音量等の調整をあまり行っていない感がございます。
されど、何せ公式盤。
きちんとしたマスタリング・エンジニアが音調整を行うものでございますので、海賊盤とは雲泥の差でございます。
演奏・アンサンブルは言わずもがなの出来、期待以上の出来でございます。
案外Jakko M. Jakszykが故Greg Lake的なヴォーカルを聴かせるところも非常な聴き所でございます。
されど、かのRobert Frippが参加していないという事で独特の演奏の緊張感や現代音楽的な鋭い感覚は皆無。
初期King Crimson旧メンバーから見た初期King Crimson主観という趣がございます。
MacDonald & Giles的とでも申しますか...........名手Michael Gilesは既に脱退致しておりますが................................
さて当時の新曲ですが、期待以上の出来。
インスト曲となりますが、初期King Crimson的な感覚を持つシンフォニックな楽曲でJakko M. Jakszykが在籍したLevel42的なジャズ/フュージョンの感覚を取り込みつつ、
抒情的なメロディアスさも持ち合わせる秀曲でございます。
但し、Jakko M. Jakszykのソロ楽曲の拡大版の感もございます.....................
今は亡きIan Wallaceの貴重な録音でもございます...............................................................
この機会に是非。